2010年12月アーカイブ

2010年12月29日

ブログ復活!今年もお世話になりました。

悪人.jpg利休.jpg永遠.jpg

ブログ、久しぶりに復活しました!

HP本体は現在も作成途中。編集ソフトを英語版しかないもので行っているため、作業は遅々としております。

どうでもいい裏話ですが、このソフトをwebで購入する際、内容を理解しないままあっちゃこっちゃクリックしていたら向こうから英語で電話が掛かってきてしまって事務所中大騒ぎになってしまいました。

現在、早川隊長が孤軍奮闘して作成しています。少しお待ちください。

さて、長いことブログを休んでおりましたが、とりあえず今年の締めに最近読んだ本の中で特に感動したものを紹介します。

 

悪人/吉田修一

サスペンスだと思ったら、純文学でした。個人的にかなり好き。って言うか、スゴイ傑作。

異常な状況下で生まれるピュアな愛。心をジワリと包み、文面の裏に隠れた何モノかが胸を打ちます。読み終わって、長いため息。

 

利休にたずねよ/山本兼一

すごく面白かった。良かった。利休のお茶席に招かれてみたい!と本当に思いました。

物作りをしている身ですので「美しいもの」への興味はいつも持っていますが、こんな生き方している人が本当にいたのだろうか、と畏怖の念を持たざるをえません。

小説の構成の妙、内容の深さ。直木賞受賞に偽りなしです。

 

永遠の0/百田尚樹

2010年のマイベスト。オススメです。

太平洋戦争時代を様々な語りべが綴る物語。最初、「何の話?」と思ったのです。基本的に裏の解説読まないんでね。読み始め「ああ、ゼロ戦のゼロね」って軽く流したのですが、進んでいくうちに大変なことになりました。とにかく涙が止まりません。途中から電車など人目のあるところでは読めませんでした。最後の方は嗚咽を伴うほど。

日本にこんな時代があって、しかもまだ生きていらっしゃる方がいる・・・昔からよく「戦争の時は」みたいな話って聞いていましたが、段々それも遠のいてきています。

作者の百田さんはこれがデビュー作。放送作家として長い経歴をお持ちのようですので、素人がいきなりなったわけではないですが、クセのない文章で大変読みやすく油断しているところを「利く」セリフでバッサリやるのは反則です。

 

輝く夜に/百田尚樹

あんまり感動したので立て続けに2作目も買いました。

これまた、感動。題名は聖夜つまりイヴを指しています。

様々な女性を主人公にしたイヴの夜の短編集。やはり大変素晴しかったです。

題材が題材だけに恋愛ものが多い。私恋愛映画は好きなのですが、恋愛小説ってあまり読まないんですね。免疫があまりないだけに感動もひとしおでした。

ところで、読んでいて思いだしたのが、ねじめ正一の「悲しい恋愛」。ねじめさんと言えば詩人ねじめ正一の初小説にして直木賞受賞作の「高円寺純情商店街」が有名ですが、小説家としてはあれ以降の方が面白いのです。「高円寺純情商店街」にしても絶対2作目の方が面白い。「悲しい恋愛」は「高円寺純情商店街」の番外辺みたいなもの。高円寺商店街で働く女性達のちょっと悲しい日常の恋愛を書いています。まあ、高円寺で働く女性はたくさん知っていますので、ちょっとリアリティがありすぎて世界に漬かりきれないところもありましたが、とても良い物語だったと記憶しています。

 

ゴールデンスランバー・陽気なギャングが地球を回す・陽気なギャングの日常と襲撃・魔王/伊坂幸太郎

言わずと知れた現在一番人気の作家さんですね。最初に読んだときはかなりの衝撃を受けました。その後もズッと愛読させていただいております。

どれも素晴しい伊坂ワールドですが「陽気なギャング」がとても良かったです。愉快・軽快・痛快の三拍子。私SFモノや空想モノって苦手なんですが、伊坂ワールドと池上ワールドだけは別でとても楽しめます。


番外:てっぱん(朝の連続テレビ小説)/NHK

毎朝、感動して、結構泣かされています。

全然期待していなかっただけに、驚きもありました。今まで見た朝ドラで一番好きだったのは「ちりとてちん」でしたが、超えました。

「ちりとてちん」があまりにも面白かったので、その後立て続けに滑ったのも仕方がないか、みたいに思っていましたが、前回の東京NHK「ゲゲゲの女房」で一安心。また不作が続くかな、と思いきやびっくりでしたね。

主人公の女の子とおばあちゃんがとにかく上手い。ただ、展開が早すぎてこの後が心配です。

見ていていつも「お好み食べたい」となるのですが、全国のお好み売上、かなり上がっているのではないでしょうか?

先日、同じ理由から高円寺の行きつけに入ったところ、お隣のお客さんから「あたしも朝ドラみて来たのよ」ですって。影響力大ですね、NHK。


さて、なにはともあれ、今年一年ありがとうございました。

大変忙しい年で感謝しております。

来年もよろしくお願いいたします。



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